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12/18(土)、生前お世話になった方の納骨に行ってきた。
その日は非常に寒い日で、朝起きたら雪景色だった。
雪の降る中、同じ職場だった仲間たちと一緒に参列した。
山の上の方にあるお墓で、駅からは坂道を歩いて行かなければならない。
この雪の中歩くのは辛い…。車に一緒に乗せてもらって本当に助かった。
亡くなった方のお姉さんに初めて会ったのだけど、すごく似てる。
マスクしてたけど、目元がそっくり!!
「幽霊じゃないよ~ん」
なんて冗談言うところまでそっくり!!!
やがて参列者が揃い、お墓の近くにある東屋の前に集まった。
東屋の中には、お線香置くやつと、生前の写真が置かれていた。
髪が短い、一体いつのだろう。でも背景の七夕飾りは新しいやつだ。
話を聞くと、合成写真なのだそう。ふざけてる顔ばかりで、なかなかいい写真がなかったのと、七夕飾りと一緒なら喜ぶだろう、ということだった。
写真に写っていた七夕飾りは、私も制作に関わっていた物だった。
しかも個展で展示中だった「七夕制作」の原画、あの絵と同じ飾り。
毎年の夏に、一緒に働いた思い出がたくさんある。だから遺影に使ってもらって、とても嬉しかった。他の仲間たちもそうだ。
最後のお別れをと、袋の中に入ったお骨を見せていただいた。
こんなに小さくなっちゃって……。
線香をあげて手を合わせた。
今までお世話になりました。
雪がすごい降ってくる。悲しいムードを盛り上げてくる。泣かせてくる。
お土産にお菓子をいただきました。
福島の嘉永餅というお菓子。
餅というだけあって、もちもちの食感が楽しい。そして美味い!松の実がいいアクセントになっている。
これはリピしたいほどおいしい。今度福島行ったら探してみよう。また食べたい。
帰る前にご遺族にプレゼントを渡した。
「ミラクルきょうふ! 本当に怖いストーリーDX 翡翠 」だ。
この本で、「友達から聞いた恐怖体験」として、恐怖体験を小説化していただいたのだけど、
その主人公こそが今回お墓に入った方なのだ。
本当は本人にプレゼントしたかったけど、もう渡せないので旦那さんにプレゼントした。
そしてその小説に出てくる姪っ子ちゃんにもプレゼントした。
友人は手作りのアルバムをプレゼントしていた。
それには職場での楽しい思い出が詰まっていた。
お姉さんが「すっごいいい顔してる。ほんと楽しかったんだろうね」
なんて言ってくれて、嬉しくて寂しくてまた泣きそうになる。
お墓は「樹木葬」というもので、一般的なお墓のイメージである墓石はなく、こぢんまりしていた。
樹木葬というものが存在することを初めて知った。
このあたりは暖かくなると桜がとてもキレイらしい。
桜の時期に、またみんなでここに来ようと約束をした。
さあこれから個展会場にみんなで向かおう、と車に乗る頃には晴れ間が見え、雪はやんでいた。
会社という場所がなくなっても、ゆるく繋がっていられる仲間がいるというのは、幸せなことだなと思った。
納骨に行かれたのは埼玉時代萎縮しかけていた瑞希さんを救ってくれたあの人ですか
瑞希さんが如何にその人を大事に思っているか窺えます
今度は瑞希さんの記憶の中でしっかり活き続けさせて下さい
瑞希さんはもう立派な漫画作家ですから
作品を献じる事ができると好いかなと思ったりします
最近は樹木葬等墓に葬らない弔い方が増えているみたいです
私は知り合いに僧侶が幾人かいるのですが
死者を弔いその魂を安住させる事で生活してきた寺院が役割を了えようとしているのに
困惑しつつ仏教を今の時代にどう活かすか苦闘しています
僧侶ではありませんが、私に引き付けて考えると
無名の死者になるか一族の歴史に名前を遺す死者になるか
自分の生き方を問われている問題と受け止めています
お察しの通り、その人です。
私ならマンガの中でその人を生かし続けることができるんだよなって、考えてはいました。
こういう時ならきっとこう言うだろうな~って、私の中ではしっかり生きたキャラとして動かせますからね。
なるほど、墓石でないとお寺さんの仕事も減ってしまうのですね。
今回のことで、お墓やお葬式等は残された人に必要なものなんだなって感じました。
ないと全く実感持てませんもの。