
読書記録。ネタバレ注意。
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目次
酒井美羽の少女まんが戦記 2
「少女まんが入門」の著者である鈴木光明先生の「少女まんが教室」のことが明かされるエッセイコミック。
鈴木光明先生のことは上記まんが入門の著書であることしか存じ上げなかったのですが、とてもすごい人ということがこのエッセイで知ることができる。あの手塚治虫先生の一番弟子だったとかなんとか。
殺意芽生えた数年後に結婚しましたというオチが面白かった。何がどうなって…!?
この本で明かされる「少女まんが教室」はとても魅力的で、その時代にまだ漫画を描いてなかった(産まれてすらいないかな?)ことが悔やまれる。まぁ、その時代に描いていたとしても貧乏な地方民なので行けなかったかなぁ。
投稿作の原稿が、シュレッダーか廃棄されていたということにビックリ!!いくら技術が拙くとも、一生懸命に描き上げた原稿がシュレッダー!?廃棄!?返却するシステムになって本当に良かったと思います…。
君に愛されて痛かった 8
瑠奈の本音の部分が怖い。でもこういう子いそう。普通にいそう。
「好きな事でいっぱい満たしてなきゃ そうじゃななきゃ 死にたい夜に負けちゃうよ」ってセリフにグッとくる。わかる。
髪型変えて、インスタ始めて、キラキラしてきたかなえ。だけどそこへ彼氏の友人が迫る。
越智がかなえに言ってることはよく分からなかったけど、越智こわい。
かなえの不幸に酔いしれてる感がすごい出てる。
殴ってないのに殴ったと言われる越智。言葉では殴ったかもしれないが。
かなえと越智、どちら側の視点で読めばいいのか混乱する。
T・Pぼん(タイムパトロールぼん)
全5巻。
主人公凡は、タイムパトロールの存在を知ってしまい、存在を消されそうになるが、歴史を変える人物ということで消されずに済み、タイムパトロールとして働くことに。
仕事の内容は、過去に行って人の命を救うこと。ただし歴史を大きく変えるような人は見捨てなければならない。目の前でたくさんの人が命の危険に晒されても、助けられるのはたった一人だけ…なんてこともザラなお仕事だ。
圧縮学習最高じゃん!と思ったけど、それで得た知識は長くは定着してくれないようだ。
浦島太郎などの物語の元になった歴史に関わったりもするのも面白い。
過去を見る前と後で、主人公の価値観がくるっとひっくり返ってたり。
日本や世界の歴史の勉強、あるいはそれに興味を持つ取っ掛かりになる漫画だと思う。
子どもの頃に読めていれば、少しは歴史が好きになっていたかもしれないのに、当時この作品に出会えなかったことが悔やまれる(この漫画を知ったのは今年新装版が出てから)
子どもたちに読んでほしい漫画。だけどこの新装版は大人向けなんだよなぁ(価格が…)
学校の図書館とかに置いててほしい。
16bit Sensation Material アニメ資料集
キャラクターデザインの設定画だけでなく、背景の設定画、テストプロットまで見れてしまう大ボリューム。これは良いものだ。
在庫は無いみたいだけど、サンプル見れるのでとらのリンクを貼っておきますね。
名探偵コナン(105)
あれ?新一と蘭っていつの間に付き合ってたの…?
てか104巻って読んだっけ?話の流れについていけない。このお嬢さんと執事誰だ?
和葉ちゃん出てきて嬉しい。平次の告白はお預けになっちゃったけど。この2人のカップル好き。
怪盗キッドが新一になりきって推理する回。蘭といい雰囲気だったなぁ。
そしてしっかり見破る蘭、さすが!
SLAM DUNK 8
スラムダンクと言えば…の名シーンが収録された巻。
スラムダンクは面白いなぁ。
体育館にての喧嘩は桜木軍団強し。そしてゴリ登場。
そして三井の過去が明かされる。
中学生の三っちゃん可愛い。
1年生のゴリも下手で可愛い。劣勢でも諦めずに粘り強くいくとこが魅力。
要するに三井は、俺が1番になるはずだったのに!ゴリばっかチヤホヤされて面白くねぇ!でバスケ辞めて、妬みから殴り込みに来たってことか…。本当にバスケがどうでも良ければ妬みもしないはず。本当は大好きでやりたくて諦めきれなくて、だから妬ましかった。安西先生は三井の尊敬する人。ラストついに先生を前に本音を漏らす(例のシーン)
こういう流れだったのか…知らなかった。昔アニメ見てたはずなんだけどな…?断片的にしか見てなかったのかなー?
逃げ上手の若君 12
鎌倉を奪還し、久しぶりの故郷でしばしの平和な日々。
若の凄さを思い知る郎党たち。そして新しい武器。職人技…というか人を見る分析力が素晴らしい。
足利尊氏ヤベェ!人を魅了して敵を寝返らせるパワーヤバイ。
自分の首に刀ぶっ刺すという、陽キャのように見えて病んだところもあって衝撃だった。
何より衝撃なのは、作り話ではなく、史実に基づいてるらしい…というところ。どこまで史実通りでどこから創作なのかは私には分からないが。
今後の尊氏の行動に目が離せない!?頑張れ若!頑張れ北条軍!
あやかしトライアングル 14
祭里が男の体と女の体の2体に分離…!?
すずにとっては男の祭里と女の祭里どっちも楽しめてしまう、なんともおいしい状況。
男の自分がいるなら、女の自分はいない方が良いんじゃないか…とニノクル先輩のところへ。ドギマギしながらも、追い返す先輩かっこいい。
どちらかがオモカゲの可能性あり。私は男の祭里がオモカゲな気がするけど、はてさてどうなる?
アルテ 20
引き続きレオさんの過去編。
レオさんがどんな人でどんな人生を歩んできたのかが分かり、生への執着の強さに説得力が出た。なるほど、この人ならどんな状況になろうと、絶対に生き残るだろう。
回想はアルテとの出会いまで進む。そして次巻はついにやっと再開か…!?
特に泣けるシーンがあったわけじゃないけど、なんか最後の方うるっときた。
アルテの存在によってレオさんの心が動く感じかな。レオさんにとってもアルテは大切なかわいい弟子になっていたのかな。最初の方の内容はほぼ忘れてしまったので、読み返したくなる回想だった。
変わり者の師匠も、レオさんの存在によって自分を認めることができてて良かった。
大久保圭短篇集
アルテの作者の読み切り集。アルテの元となった作品も収録。
どれも女性が強い。物理的に、あるいは精神的に強い。何かと戦う強い女の子達の物語。
ひとりずもう
Xで「ひとりずもう」の漫画版の画像を載せてるツイートを見かけ(たまちゃんとの別れのシーンとか)読みたい!欲しい!と思ってたんだけど、蔵書整理したら発掘。持ってたわ。しかも初版。
そんなわけで10数年ぶりで読み返した。内容は全く覚えておらず、新鮮な気持ちで読めた。
私は子どもの頃「ももこのほのぼの劇場」のシリーズも大好きだった。
この「ひとりずもう」は、ほのぼの劇場のような切なさがある。
さくらももこ先生の小学校高学年~漫画家デビューまでの青春時代を描いた漫画だ。
夏休みはぐ~たらで部活さえもサボってしまう。そんなももこがある時から漫画家という夢に向かって進み始め、寝る間も惜しんでエッセイ漫画を描くようになる。この展開が熱い。
熱いといえばたまちゃんとの友情だ。海外へ行ってしまうたまちゃん。涙なしには読めない。
自分の人生の、たまちゃん的存在の親友と重ねてしまう。
さくらももこ先生もHSPなのかな?と思える描写もあり、親近感がわいた。
空の音色 (2)
音色ちゃんかわいい。
作中の原画展のモデルとなったの谷川史子先生の個展なのか~!私もそれ行ったー!
小さい子供の感性ってなんかいいよねぇ。
ミラクルきょうふ! 意味がわかると怖いストーリー ++
お仕事させていただいた児童書。
マンガがたっぷり載っているし、小説も1P以内と短いお話で、読書苦手な子にもオススメ。
絵、4コマ漫画、SNS風の意味こわもあって飽きずに読める工夫もあります。
さらに「おまけ意味こわ」というもう一度読んで楽しめる仕掛けも。
ぼくは12歳
蔵書整理したら出てきた。私の買った本ではない。親の本か、親戚からもらったものだろう。1976年に出た本。
12歳の少年が書いた詩集で、作文も収録されている。
この少年、なんと飛び降り自殺をしてしまっているのだ。
死ぬ直前の詩には「ぼくはしなない」とある。
どんな気持ちでこれを書き、そしてやっぱり死のうと思ったのだろう。
両親のあとがきには胸が痛くなる。
朝鮮人の父親が「生きることの意味」という本を出したあとに自殺しているという。少年はその本を全部は読まなかったという。なんともやりきれない。
うみねこのなく頃に
EP1~EP5まで一気読み。当時このへんまでリアルタイムで買って読んでたんだけど、あまりに長くて(しかも出る時3冊同時発売とかで)買うの辞めてしまっていた。
読み返してたら続きが気になったのでEP6も買って読んだ。
「愛がなければ見えない」の意味がなんとなく分かった気がする。
愛…相手に好感があれば、「その人が犯人なわけがない」という思考になり、逆に嫌悪感があれば「その人が犯人に違いない(かもしれない)」という思考になりがちという話。
またはイマジナリーフレンド(さくたろうや魔女がそれかなぁ?)
うみねこのなく頃に散
EP6~EP8、つまり最終話まで読破。解答編。ちなみにEP5も解答編。
最後まで読んでよかった。EP5で止めていたら、なんだかよくわからない作品という印象のままで終わるところだった。最後まで読んだけど、どこまでが空想でどこまでが現実なのか分からない部分はあるけれど。それを考察するのもまた楽しみかな。
EP6の桃山ひなせ先生のゲームマスターの戦人がカッコよくて好き。
EP7は金蔵の過去や紗音の過去が明かされる。個人的にとても好き。水野英多先生の女性キャラや理御の作画も好き。
EP8の最終巻は涙なしには読めなかった。
↓重大なネタバレあり(反転)
推しキャラだった紗音と嘉音、同一人物だったのか~!そして紗音の生い立ちが重すぎる。複雑すぎる。
たしかにこれは「わたしはだぁれ?」ってなるわ。
金蔵と戦人の罪深さよ…。
良く分からない存在なのが、アウアウとベルンとラムダ。
アウアウは2人の魔女よりも上位の存在。現実では小説家…つまり作家=神だから、作中のキャラは作者の思い通りにできる。ベルンとラムダは小説の中のキャラでしかない…ってこと?
アウアウは本当はただの小説家だけど、空想上では魔女アウアウってこと?
それはそうと、アウアウって羽入だよね。フェザリーヌ=羽。
ベルンとラムダは梨花と沙都子だよね。
ひぐらし卒と繋がってるのか。
その他に処分する予定の蔵書を多数読んだ。
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